パーマカルチャーってなんだ

パーマカルチャーってなんだ?ということは、よく説明を求められます。
基本的に、72時間学んでようやく「なんだ」ってわかるものを、3日間のうちの一コマ、もしくは口頭の30秒とかで説明する機会が多いこのごろ、でもできなくても説明しようというのは、必要だと感じます。
さて、パーマカルチャーってなんだ。
今回は、「私たちの暮らしを一つ一つ再考すること」という形で語ってみたいと思います。私たちの暮らしは、すでにわりとスマホのクリックやスイッチ、蛇口をひねる、バーコードを読ませて購入することぐらいまで、暮らすことそれ自体のハードルが下がっています。それは「消費行動」という風に呼ばれ、自分たちの暮らしのニーズに必要なものを手に入れるプロセスは、代わりに誰かがやってくれて、極力最小化されています。
基本的に、私たちには時間がありません。ものすごくたくさんやることがあります。正確に言うとすきまがないといえるのかもしれません。とはいえ、皮肉なことに、スイッチ、バーコード、蛇口の外の世界に出ようとすると、ものすごく知識がいりますし、考えることがいっぱい必要になってきます。案外、投資も必要になります。そして、だいたい何回か失敗します。
一番できなくなっているのは、もしかすると「変わること」かもしれません。時間がないので、変わるチャレンジに費やす時間なんかないでしょう。でも、変わらなければと感じている人も多いのではないでしょうか?変わる方法がわからないし、どこから手を付けていいのかわからないと思います。「私たちの暮らしを一つ一つ再考する」方法としてシステム思考を、またそこから変わってゆく道筋をつけるのに、デザイン思考を用いて、持続可能な暮らしを試みるためのデザインシステムが、パーマカルチャーだと思います。