パーマカルチャー

富士宮、沼津の地域へ。

2月26日、27日に、埼玉での地域の活動をしているメンバーを迎え、富士宮、沼津の地域で「持続可能な暮らし」というテーマで友人たちのところに、ツアー形式で訪れました。

1週間たち振り返ると、自分は、それぞれの場所での経験を超えて「人間と自然とが関わりあいながら生きること」について語りたいのだということが、少しずつ理解できるようになってきました。

人間が暮らすことは、自然環境に対して働きかけることをしなければならず、そのことは自然に対して悪いこと、すなわち人間の存在は悪いことだという感覚、そういった白黒つけられないままの感覚や、非常に微妙な論点もあることを認識したうえで、行動を起こすことを選んできた人の言葉をめぐる旅となりました。

種を集め植えること、循環した暮らしをすること、できるだけ自然に負荷をかけないで暮らすこと、多様な困難を抱える人と、子供と、動物たちと共に生きること、里山を人間が手入れすること人間が火を使うことについて、それぞれの場所の人が空間、もの、感覚などを使って、自分なりの伝え方で訪れた人に自分の事を伝えようとする時間を持っていただきました。

そこにある自然や生命、人間との関わりを、理想や理論だけではなく、現実を眼差し、真摯に伝えようとしてくれました。特に、暮らしかたや生き方をすることに対して、自然体で希望をもって語っていることが、届いたのかなと思います。

抽象的な真実性として、意味があるか、正しいか正しくないかということではなく、そういったあり方を、人間は模索して、実践できるという事実が、人々に与える影響にこそ、価値があるのだ、だからこそ、今回の場を作った意義があったのだと感じました。