火山と森の富士山ガイド

知性と感覚で経験する自然・富士山第六感ツアー

「六根清浄」という言葉を、富士講の人々は、口に出しながら、富士登山を行います。
六根というのは、我々の感覚、視覚や触覚を含めた第5感といわゆる直感、第六感を清めることを言います。

私たちの暮らしの中の最大の非日常は、死を経験することだと思います。富士山は、修験道や信仰の対象の地であり、5合目は「天地の境」と呼ばれ、私たちの日常の向こう側の世界でした。また、富士山にある洞窟は、古来より修行の場所であり、生まれる以前の世界、母親の胎内に帰ることをイメージした「御体内」という名前で呼ばれていました。

今の私たちの暮らしは、合理性と計画性の下で動いており、わずか100年前までの人々のように身体を日々使い、狩猟や農業、感覚に頼る手工業や、戦乱の日々で暮らす人々とは違い、感覚や第六感よりも、視覚優位の世界と論理的な思考や計画に基づいて暮らしています。また、目に見えないものの存在が、暮らしの奥深くまで入り込んでいる世界の精神を受け継いではいません。

そのことは、私たちの暮らしの質をはるかに等しく向上させた一方で、かつて石工が行っていたように、石の声を聴きながら石積みをつくることや、非業の死を遂げた人々の魂や滅びていった勢力の祟りが存在し、敗者も神として祭ること、また人々のために利用され死んでゆく蚕のような存在に対しても共感する精神と倫理は、合理性のもと失われていったようにも思います。

私たちは、今の世界でかつての富士講の人々が行っていたような生活や精神は、たとえ同じことをしても、おなじように理解することは難しいと思います。彼らの生きた時代と現実があったように、私たちにも、同じように直面する私たちの現実と生きている時代があります。目に見えないものを信じることや、感覚を研ぎ澄ませて生きていた時代には、その時代における生活の場の中での実用性があったはずです。

実用性や価値が目まぐるしく変わる一方で、私たちの身体は、はるか太古の生活様式に合わせて作られており、鳥の声を聴き分けることや、変化する森林のにおいを感じ取ること、雄大な風景や澄み渡った高地の冷気を感じ取る形で感覚をひらいてゆくことが、いまだにできます。そういった身体の力を引きだすことを価値と見出していたのは、富士講の全盛期であった、江戸時代の人たちも同じでしょう。

目に見えないものを否定するのでもなく、何かを信じたいと思う衝動を利用しようとする存在を、自分に信じこませようとするのでもなく、自分自身の感覚と身体を信じる力を引き出すという点に、今の時代の私たちにとっても、富士山は価値のある精神の旅の場であると思うのです。

詳細情報

開催
期間
10月5日・6日
開催
場所
山梨県河口湖駅集合
集合
場所
富士山駅 お車、電車どちらでも可能。富士山駅に集合。
対象 N様貸し切り。8名まで(参加要望多ければ、ツーガイド対応検討します。)
ご希望があれば、リクエストフォームにて受け付けます。
宿泊
有無
奥庭莊宿泊予定(各自お支払いください)
持ち物
  • 汚れてもいい靴※しっかりとしたスニーカーか、登山靴が望ましい
  • 登山ができる服装
  • 手袋
  • 帽子
  • おやつ
  • 水筒
  • 防寒具
  • 寒い時期はお湯やお茶など温かい飲み物
  • レインウエア(上下セパレートのものが望ましい)無料レンタル有

注意事項

少雨では決行、荒天中止になります。雨天の場合は、プログラムの内容は変更します。

10月5日

12:00 集合・チェックイン@富士山駅
13:00 富士山の原生林登山口到着。
17:00 富士山5合目奥庭莊到着
18:00 星空、夕暮れ

10月6日

05:30 日の出(オプション)
奥庭散策
10:00 下山
13:00 洞窟探検
14:00 温泉
15:30 振り返り
16:00 富士山解散

金額

大人 (大学生生以上) ¥15,000(税込)

宿泊費11000円(夕食・朝食付き)
温泉、2日目昼食は各自お支払いください。レインウエア(上のみ)・ヘルメット・ヘッドライトのレンタルは無料、登山靴レンタル希望であれば、手配することも可能です。

お支払い方法

現金 開催日当日に現金でお支払いをお願いします。