パーマカルチャー

《2025年度3月4-7》パーマカルチャーの学舎-@那須塩原アジア学院

概要
人にとっても、環境にとっても、より良い未来を作るため人々が集い、対話し、訪れた地域から学ぶ機会を拓くこと、そういった場が存在することが重要なのではないかと思い、この場を作ります。

パーマカルチャーは、持続可能な暮らしのデザインの体系です。その対象は、建築/ランドスケープデザイン、農業や環境を再生させる生態学、私たちの暮らし方や習慣の変容を含んでいます。

消費者として暮らす私たちの暮らしの現実は、自然と人間の暮らしがあまりにも遠くなってしまったこと、また私たちの暮らしを成り立たせている基本的な水や食料、エネルギーなどの技術が、私たちの日々の日常からあまりにも遠くなってしまっています。

一つの理想として、自然との循環を感じられる暮らしがあったとしても、それをどう実現するということの前に、何から考えていいのか、わからない感覚があるはずです。

このコースでは、一つは食料と命が直接つながっている場、アジア学院にゆきます。自然との循環の中に自分を見出せる環境で学ぶことによって、まずはその感覚を取り戻すこと。

また、実際にデザインを書くことやパーマカルチャーの体系を把握するよりも、自分にとって本当に必要な学びに繋がれること、またそれを対話の中から、見出し、学んでゆくことを中心にしています。

それぞれのおかれた文脈において、よりよい暮らし、それは自分と身の回りの人のためであり、また地球環境にとってもよいあり方を模索し、同じような志を持った人と共に対話の中で学びたい、と思う人にぜひ来てほしいと思っています。

3分ほどの概要の動画

こんな人に届いてほしい

  • 地域で活動したいが、どういったことをしていいのか、どうやって仲間を作っていいのかわからない。
  • 食べ物や、有機農業に関心があって、庭があったりするが、何からしていいのかわからない。一人だとなにもできる気がしない。
  • 地方への移住を考えている、しているが、郊外の暮らしを充実させたいがどのようにして自然やコミュニティへ入ったらいいか模索している

大切にしたいこと

○心から対話のできる場、対話でお互いを受け入れられる場
○みんながみんなの先生でいられる学びのコミュニティ
○みんなが自分事、自分を主語にして話す場
○日常から少し離れ、いつもより穏やかで平和な時間を過ごせる場
○自分が望んでいないこと難しいことは難しいと言える、お互いに認め合える場

スケジュール

【3月4日】

那須塩原駅集合≪11:30≫
(自家用車の人は、アジア学院セミナーハウスへ12:00)

○コンテンツ
・チェックイン・合宿の概要
・フードライフとキャンパスツアー
・パーマカルチャーのデザイン思考、システム思考、パーマカルチャーの全体像

【3月5日】

○コンテンツ

・パーマカルチャー講座-パーマカルチャーの世界とケーススタディ-

・アジア学院のサーバントリーダーシップとパーマカルチャーの倫理

【3月6日】

コンテンツ

・パーマカルチャーデザインのプリンプルとコンセプト

・システム思考と対話。

・デザイン実践パーマカルチャーの実践の道筋

【3月7日】

○コンテンツ
・クロージングのワークショップ

・振り返りフィードバックの時間

・チェックアウト

解散≪11:30≫

Q&A

Q. パーマカルチャーってなに?

A. Permanent agricultureの造語で1970年にオーストラリア、タスマニアでビル・モリソン、デイビッド・ホルムグレンによって構想された、持続可能な暮らしのデザインのシステムです。
最初は、大規模な農業によって劣化した土地を人間が自給自足的な暮らしをすることによって、回復させようという農的な暮らしのデザインシステムとして体系化されました。
現在、いろいろな人がパーマカルチャーティーチャーとして活動を行い、オーストラリアでは、もう第7世代ぐらいまでいるのではといわれているほど広まり、2018年には、創始者のひとり、デイビッド・ホルムグレンがRetorosuberbiaという書籍を出版し、持続可能な農業の造語から、Permanent Culture,地域での暮らしの文化を自分たちの手で作る取り組みの思想と手法へと変化しています。
詳しくはコチラより

Q. アジア学院ってどんなところ?

A. 有機農業を中心として、アジア、アフリカ諸国の農村地域の人たちが研修に来る学びのコミュニティです。
詳しくはコチラより

Q. 自然に触れたいのですが庭などはありません。参加する意義はありますか?

A. 自分自身が庭などを所有していなくても、そういった人と繋がる方法や、地域で何かできるか、またもし、土地を手に入れることを考えるうえで、どういったところで、どのような場所を選ぶかという上で、ここでの学びが役に立つと思います。また、参加者の中でも誰かと一緒にやりたいと仲間を探している人もいるかもしれませんよ。

Q. 家族連れでの参加大丈夫?

A. 参加は問題ありませんが、託児所や専門のスタッフはいないので、参加者同士や講師でフォローするかたちになります。宿泊、食事に関してはお問合せください。

Q. ベジタリアン対応できますか?

A. はい、できます。申し込み時にお知らせください。

Q. パーマカルチャーの資格について教えてください。

A. パーマカルチャーは、72時間のデザインコースというプログラムが一般的ですが、それぞれの主体が受講生の学びに資するように、独自のプログラムを展開しています。ダイビング、登山ガイドのように、認証機関としての権威を持つ社団法人等のライセンスがあるものではありません。資格制度については、日本だけではなく、オーストラリアのMilkwood Permacultureのティーチャートレーニングで日本と同じように認証や正統性の議論されているものの、統一のカリキュラムの規格を決めようという動きよりも、ビル・モリソン、ディビット・ホルムグレンのパーマカルチャーの倫理、コンセプト、プリンプルを元に、それぞれの主体の表現が多様に展開してゆくものとして発展しております。本講座も、パーマカルチャーの表現の多様性の世界を広げる一助となるために、パーマカルチャーの学舎として、またカリキュラムの時間も3泊4日という72時間のプログラムよりも参加のハードルを下げ、かつ短い時間の中でその世界を再現する試みです。その点をご承知の上で多様な形で広がってゆくパーマカルチャーの世界を楽しんでください。

Q. 以前参加した人の声などを知りたいです。

A. 3本のインタビュー動画と、受講生の書かれた記事のリンクがありますので、ご参考にしてください

記事

詳しくはこちらより

インタビュー動画

詳しくはこちらより

日時・場所

2月28金曜日19時30~21時【事前オンラインZOOM】

3月4.5.6.7【アジア学院】

3月14日19時30~21時【プログラム開催後、オンラインの振り返り】

〇補足勉強会(希望者)

3月21日19時30~21時【振り返り、勉強会】

アジア学院 栃木県那須塩原市槻沢442−1
(那須塩原駅より送迎あり。駐車場あり。)
宿泊は同学院内、セミナーハウス。

参加料(3泊4日宿泊費、食費込み、一部屋)

個人参加 1人:55,000円
グループ割 2人以上:一人あたり50,000円/人(グループで1部屋となります。定員5~6人)

個人参加30歳以下 1人:50,000円 

現地で現金の受け取りとなります。ご用意ください。グループ割は一人あたりの金額となります。グループでの金額ではありません。

那須塩原近郊で、宿泊が不要な場合

個人参加一人45,000円

団体割引(5名以上)40,000円

定員

15名程度

持ち物

  • 保険証
  • ボランティア保険(任意、推奨)
  • 作業服
  • 汚れてもいい格好(長袖、長ズボン)
  • 長靴(任意※無料レンタル有サイズをお伝えください。)
  • 雨具
  • 帽子(ニット帽)
  • 水筒(温かい飲み物が入れられるもの)
  • タオル
  • 石鹸、シャンプーなど
  • 常備薬
  • スリッパ
  • 体温計
  • その他身の回りのもので必要と思われるもの
  • 筆記用具
  • ノート

注意事項

  • 新型コロナウイルスの前日の抗原検査のご協力をお願いしております。
  • 18歳未満の方は保護者の同伴が必要となります。
  • プログラム中に撮影した写真を告知などで使用させていただくことがあります。不可であれば事前にお知らせください。
  • 保険は、ボランティア活動保険、ご自身での傷害保険へのご加入をおすすめしています。

・仮申し込み先

仮予約となり、記入事項を書いたメールをお送りし、それに記入し、返信していただき、本予約となります。下記のフォームでも構いませんが、もし返信が3日以内になければ、また確実な連絡先として、takasi.matu@gmail.comもしくは、UNITEDFacebook、インスタなどで仮申し込みのご連絡ください。お手数おかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。