パーマカルチャー

《2026年度3月3-6日》パーマカルチャーの学び舎@那須塩原アジア学院

概要

パーマカルチャーは、建築、生態系、人間の日々の習慣や行動にまたがるデザイン科学です。

僕は、パーマカルチャーを学ぶこと、それ自体も、とても楽しいものだと思っています。自分の暮らしを作ることは、どんな地域で、どんな人であっても、共通の関心事となり、同じ志をもって参加した人と対話することは、人生で得難い経験となります。

生命がこの地球で生きようとしてきた軌跡があり、多くの生命が死んでいった結果として土壌が形成され、人々が働きかけたことの結果として、私たちが日々食べる食べ物が作られています。「土」一つとっても、複数の機能、複数の要素で成り立つものであり、野菜一つ育てること、それ自体が複雑な生態系と地球の相互作用の中にあります。地域の自然環境と共に、住居、食べ物を確保する生産活動、人々の習慣が生まれ、それらは、文化と呼ばれてきました。

「文化」というのは私たちの生活を外側から形作るものではなく、創意工夫によって、自分自身の手で作り出せるものです。それは外から与えられた価値や意味を生きるのではなく、自分自身の手で、生活の意味や価値を取り戻すことの原体験を、パーマカルチャーを学ぶことによってできれば幸いです。

2020年開催時の3分ほどの概要の動画(コロナの時になのでマスクしています)

こんな人に届いてほしい

  • 食べ物を作る経験や自然環境の中の循環の暮らしを経験してみたいという方に
  • 人とのつながり、自然環境、良い社会、暮らしなど、日々考えていることを、人と思いっきり話してみたいという方に
  • 実際に地方で暮らす文脈におり、目の前の課題を整理したい、新しい考え方を取り入れたい方に
  • 農的な暮らしや、地方の暮らしに入る糸口を見つけたい方に
  • 国際開発の文脈におり、途上国の農村支援の知見を切実に必要としている方に
  • 大きなスケールの土地を、所有し、慣行農業、有機農などの文脈で、パーマカルチャーの知見を、切実に必要としている方に
  • 持続可能性や環境倫理を実際に自分の行動に落とし込みたい方に

大切にしたいこと

○心から対話のできる場、対話でお互いを受け入れられる場
○みんながみんなの先生でいられる学びのコミュニティ
○みんなが自分事、自分を主語にして話す場
○日常から少し離れ、いつもより穏やかで平和な時間を過ごせる場
○自分が望んでいないこと難しいことは難しいと言える、お互いに認め合える場

スケジュール

那須塩原駅集合≪12:30≫

【3月3日】ーイントロダクション、パーマカルチャーの世界へ、ニーズ、対話、価値

○コンテンツ

・チェックイン・合宿の概要
・自己紹介、今回の会の趣旨の説明
・パーマカルチャーの文脈と会場のアジア学院のイントロダクション

※コンテンツは、参加者のニーズ、当日の天気、アジア学院のコミュニティの状況によって、柔軟に変化することをご承知ください。参加者の方のニーズを満たせることを最優先にしています。

※昼食は、用意しませんので、各自食べてきてください。宿泊場所のセミナーハウスは飲食可能なので、プログラム始まる前に簡単に食べることも可能です。
(自家用車の人は、アジア学院セミナーハウスへ13:00)

【3月4日】

○コンテンツーアジア学院ー土からの命、食べ物をつくる経験

・アジア学院の暮らしを体験しよう‐フードライフワーク・モーニングギャザリングへの参加

・アジア学院の自給自足の暮らし・フードライフのキャンパスツアー

・アジア学院の先生を囲む会

※短時間ですが、畑仕事や、家畜の世話、コミュティワークなどを体験します。汚れてもいい格好できてください。また、主催者が通訳しますが、英語を多用します。

【3月5日】

コンテンツーパーマカルチャー自然と社会のシステムへの理解

・デザインとコンセプト・自然環境を見る力

・システム思考と対話

・デザイン実践パーマカルチャーの実践の道筋

※パーマカルチャーは「情報集約型の農法」と比喩されるぐらい、背景知識として必要な知識や経験が多い部類の複雑系、システム思考の学びです。この時間では、要素一つ一つの理解や学びを深めるよりも、全体として繋がりを捉えること、デザインとして働きかけることをまず学ぶこと、自分の文脈に紐づけて学ぶことを行います。

【3月6日】

○コンテンツークロージング

・クロージングのワークショップ

・振り返りフィードバックの時間

・チェックアウト

解散≪11:30≫

※アジア学院という場、プログラム、想いをもって参加される方の情報量が多く、振り返りをする時間や内省する時間、何もしない時間や余白を、参加者が自分らしくいられるために、大切にしています。また、お互いの経験を振り返ることによって、共通の経験が立体的になることも狙いとしています。

Q&A

Q. パーマカルチャーってなに?

A. Permanent agriculture/Permanent cultureの造語で、持続可能な農業、持続可能な文化を作るデザイン科学です。1970年にオーストラリア、タスマニアでビル・モリソン、デイビッド・ホルムグレンによって構想された、持続可能な暮らしのデザインのシステムです。

ランドスケープデザイン、自然環境のアセスメント、有機農業/自然農法、フードフォレスト/アグロフォレストリー、人間の行動や習慣のデザイン、などの手法を、デザイン思考とシステム思考を使って統合する理論の体系です。

土壌や生態系、水のシステムの理解から、人間の行動や習慣の理解、個人個人が専門家でなくともできるデザインの論理の基礎の理解などから、実際に自分の生活を改善するきっかけをつかむことができるものです。

詳しくは、日本語で検索するよりも、UNITEDのブログに書いているので、そちらをご覧ください。

Q. アジア学院ってどんなところ?

A. 有機農業を中心として、アジア、アフリカ諸国の農村地域の人たちが研修に来る学びのコミュニティです。地球温暖化や政治的な不安定さの影響を受けやすい、最も世界の中で脆弱な地域、特に農村の地域の人が豊かにくらすことのできるために、各国のNPOや教会などと連携して、農村部においてコミュニティのために働きかけることのできるリーダーシップのトレーニングを行っています。

そういった文脈にある地域は、ほとんどが自給農+多少の換金作物を作るような文脈に置かれており、適正技術における農業技術の向上、有機農業のスキルの向上は核心的となっています。そのため、アジア学院自身も、アジア・アフリカ諸国の職員も含めて、また生活する人々の食料も自給されながら運営されている団体です。

パーマカルチャーも、国際的に難民支援や、東ティモールやウガンダをはじめ、政治的、気候変動における脆弱な地域に積極的に働きかけ、インパクトを出してきた歴史があり、多面的にパーマカルチャーを学ぶのにうってつけの場所です。
詳しくはコチラより

Q. 家族連れでの参加大丈夫?

A. 参加は問題ありませんが、託児所や専門のスタッフはいないので、参加者同士や講師でフォローするかたちになります。宿泊、食事に関してはお問合せください。

Q. ベジタリアン対応できますか?

A. はい、できます。申し込み時にお知らせください。

Q. パーマカルチャーの資格について教えてください。

A. 国際的なプログラムだと、PDC・72時間のコースがあり、またPTTという1週間程度のインタープリテーションのトレーニング、ティーチャートレーニングがあります。UNITEDとしては、GoodLIfe, MIlkwoodのプログラムを体験してきました。PDCでは、1週目で、自分自身のフィールドのデザインを個人で書くというもの、2週目で、グループで一つの場所に訪れてその場所のデザインを書くというもの。ティーチャートレーニングでは、ひたすらインタープリテーションのトレーニングを、時間、グループ、伝える対象などの条件を変えてトレーニングするというものでした。

PDCを受けることによって、IPCCというインターナショナルパーマカルチャーカンファレンスの、コンバージェンスへの参加資格は、得ることができますが、72時間のデザインコースさえ受ければ、何らかの権威や法的な許可を授けられるわけではないです。個人の私有地や、プロジェクトなどで知見を活かすという目的ではなく、委託された庭の施工や建築、ガーデニングを仕事とするのであれば、建築基準法などの関係法令のもとにありますので、法令の理解の業務の契約、またパーマカルチャーのプログラムを作るための学びや実践は別に必要になります。デザイン事務所や建築事務所として、また協働して活動している活動家も日本にいます。

そもそもなぜ72時間のプログラムが始まったのかというと、ビル・モリソンが、自分の人生を全く新しく始めるのであれば、仕事を辞め、時間と空間を作って新しい世界に来るのだ!といったという話を聞きます。土や生態系の知識が一切ないなかから、自給自足の生活を始めるための知識を得るため、また今までの自分と切り離される時間と空間の確保のための72時間という物理的な隔離は、理にかなっているものであるともいえます。

一方で、共同創立者のディビット・ホルムグレンも参加するプログラムで、パーマカルチャーリビングという生活に活かそうというプログラムも、海外、また日本でも行われています。本プログラム、パーマカルチャーの学び舎の位置づけとしては、PDCというよりも、パーマカルチャーを目の前の生活やプロジェクトの実践に役立てるものだと理解していただけると幸いです。

Q. 以前参加した人の声などを知りたいです。

A. 3本のインタビュー動画と、受講生の書かれた記事のリンクがありますので、ご参考にしてください

記事

詳しくはこちらより

インタビュー動画

詳しくはこちらより

日時・場所

2月27金曜日19時30~21時【事前オンラインZOOM】

3月3.4.5.6【アジア学院】

3月13日19時30~21時【プログラム開催後、オンラインの振り返り】

〇補足勉強会(日時終了後調整)

アジア学院 栃木県那須塩原市槻沢442−1
(那須塩原駅より送迎あり。駐車場あり。)
宿泊は同学院内、セミナーハウス。

参加料(3泊4日宿泊費、食費込み、一部屋)

個人参加 1人:55,000円(税込み)
グループ割 2人以上:一人あたり50,000円(税込み)/人(グループで1部屋となります。定員5~6人)

個人参加30歳以下 1人:50,000円(税込み)

現地で現金の受け取りとなります。ご用意ください。グループ割は一人あたりの金額となります。グループでの金額ではありません。

那須塩原近郊で、宿泊が不要な場合

個人参加一人45,000円(税込み・昼食込み)

団体割引(5名以上)40,000円(税込み)

〇単発参加(前回受講した人や、一日だけの場合)

一日のみ単発15000円(税込み)※2日以上参加される場合は、1日13000円での精算となります。

申し込み締め切り2月24日

定員

15名程度

持ち物

  • 保険証
  • ボランティア保険(任意、推奨)
  • 作業服
  • 汚れてもいい格好(長袖、長ズボン)
  • 長靴(任意※無料レンタル有サイズをお伝えください。)
  • 雨具
  • 帽子(ニット帽)
  • 水筒(温かい飲み物が入れられるもの)
  • タオル
  • 石鹸、シャンプーなど
  • 常備薬
  • スリッパ
  • 体温計
  • その他身の回りのもので必要と思われるもの
  • 筆記用具
  • ノート

注意事項

  • 18歳未満の方は保護者の同伴が必要となります。
  • プログラム中に撮影した写真を告知などで使用させていただくことがあります。不可であれば事前にお知らせください。
  • 保険は、ボランティア活動保険、ご自身での傷害保険へのご加入をおすすめしています。

・仮申し込み先

仮予約となり、記入事項を書いたメールをお送りし、それに記入し、返信していただき、本予約となります。下記のフォームでも構いませんが、もし返信が3日以内になければ、Facebook、インスタなどでご連絡を試みてください。お手数おかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。