ツキイチ・パーマカルチャーデザイン勉強会@沼津循環ワークス
【概要】
UNITEDでは、コンポスト、雨水、ボックスガーデンづくりなどのワークショップを、循環ワークスで行ってきました。また、循環ワークスも、太陽光発電のワークショップ、また天ぷらカーや発電機、特に建築物をつくる上でのDIYスキルの上がるワークショップをおこなっており、そこは持続可能な暮らしの生きた実践の場の一つであります。
そう言った暮らしのモノやシステム、私たちの行動をデザインと行動変容の視点から学ぶのが、パーマカルチャーです。少しでも持続可能なあり方に変容してゆくための実践的な学びを、月一回、仲間と共に実践したいと思っています。
自給自足やSDGs、パーマカルチャーというと、自給自足や農業、蜜蝋ラップやロケットストーブ、水を集めることなど、とても魅力的な一つ一つの自足可能性の「エレメント」のつくり方を学ぶイメージが強くあるかもしれませんし、それはとても楽しく意義があることであるとおもいます。
一方でパーマカルチャーの持つポテンシャルは、それ以上のものがあると、私は思っています。それは、私たちの暮らしの全体や日々の行動を対象にしてデザインをすること、一つ一つの要素が活かし合うたまに繋がる、ホリスティック(全体的な)なデザインができること、そして本当に自分自身の日常が豊かになるために、デザインの視点を持ち、自分の日常に働きかけてゆくことができるという自信がつくことこそが、パーマカルチャーの持つ価値であると思っています。
「ツキイチ・勉強会」では9回にわたるプログラムの中で、デザインを書くこと、またそれを作る自分自身が新たな視点や考え方、また他の人との出会いを得て、変容する時間を作ってゆきたいと思っております。いわゆる講座というよりも、月一回同じメンバー、新しいメンバーと顔を合わせて、それぞれの場所や活動が、少しづつ変化してゆく事の伴走の機会となるために、このプログラムを行います。
価格・時間・場所
10時から14時
価格1回4000円
全回申込み25000円
別途昼食1000円
会場 循環ワークス 住所:静岡県沼津市我入道浜町308
駐車場に関しては、第二駐車場をご利用ください。
ACCESS
プログラム
第一回4月27日【パーマカルチャーってなんだ?私たちの暮らしにどうつながる?】
第ニ回5月25日【パーマカルチャーのデザイン事例から学ぶ私たちの暮らしのデザイン】
第三回6月29日【有機農業と自然農と私の暮らし】
第四回9月28日【デザインのエレメントを学ぶ・コンポスト作成ワークショップ】
第五回10月26日【デザインの戦略とデザイン実習の説明】
第六回11月16日【コンセプトとハビット・デザイン実習1】
第七回12月21日【プログラムのデザイン・デザイン実習2】
第八回1月25日【コミュニティとケア・デザイン実習3】
第九回2月22日【プロジェクトのデザイン・デザイン実習4】
※デザイン実習に関しては、1時間半ほどの事後ZOOM回あり。パーマカルチャーに関して学びたいという人に関しては、1~4回の参加がおすすめ。実際に自分のフィールドがあり、そこをどうにかデザインしたい、リノベーションしたい、その場所の可能性を引き出す方法を学びたいという人に関しては、5~8回の受講がおすすめです。また、集まった参加者の希望によって、外部講師を招くことや、フィールドツアーのプログラムを追加する場合があります。参加者のニーズを大切にしつつ、共に作るプログラム内容にしたいと思っています。
こんな人が来ると、とても効果的だと思います。
・前半4回
ネイチャーポジティブなどの言葉が気になっていて、感覚をつかみたい。
人が暮らすことによって、自然や生態系が豊かになることを作りたい。
大地の再生に感化され、もっと身近に実践する方法を探している。
パーマカルチャーの映画を見て素敵だった。
・後半5回
講座を受講してみて、すぐに役立つかわからないが、体系的に学びたいと思った。
地方移住を県としていて、デザインの視点が欲しい。
地域に仲間を作りたい。
すでに農業、農的な暮らしを実践していて、変化したいと思っている。
地域で暮らしていて、ポジティブなアクションを起こしたい。
Q&A
Q. パーマカルチャーってなに?
A. Permanent agricultureの造語で1970年にオーストラリア、タスマニアでビル・モリソン、デイビッド・ホルムグレンによって構想された、持続可能な暮らしのデザインのシステムです。
最初は、大規模な農業によって劣化した土地を人間が自給自足的な暮らしをすることによって、回復させようという農的な暮らしのデザインシステムとして体系化されました。
現在、いろいろな人がパーマカルチャーティーチャーとして活動を行い、オーストラリアでは、もう第7世代ぐらいまでいるのではといわれているほど広まり、2018年には、創始者のひとり、デイビッド・ホルムグレンがRetorosuberbiaという書籍を出版し、持続可能な農業の造語から、Permanent Culture,地域での暮らしの文化を自分たちの手で作る取り組みの思想と手法へと変化しています。
詳しくはコチラより
Q. パーマカルチャーの資格について教えてください。
A. パーマカルチャーは、72時間のデザインコースというプログラムが一般的ですが、それぞれの主体が受講生の学びに資するように、独自のプログラムを展開しています。ダイビング、登山ガイドのように、認証機関としての権威を持つ社団法人等のライセンスがあるものではありません。資格制度については、日本だけではなく、オーストラリアのMilkwood Permacultureのティーチャートレーニングで日本と同じように認証や正統性の議論されているものの、統一のカリキュラムの規格を決めようという動きよりも、ビル・モリソン、ディビット・ホルムグレンのパーマカルチャーの倫理、コンセプト、プリンプルを元に、それぞれの主体の表現が多様に展開してゆくものとして発展しております。
申込み先
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